翻訳者になるため、必要なスキルと流れについて解説していきます。
まず、挙げられるのが語学力です。翻訳で一番大切なことは、原文の意味を正しく端的に伝えることであるといえます。そのためには、和訳であれば英文を読み解くための、英訳なら英文を書くための、確かな英語力が必要となってきます。次に、専門知識と調査力が重要になります。その分野に対しての専門知識が不可欠です。そして、いくら原文を正確に読み取ることができても、置き換える先の言語でそれを表現できないとどうしようもありません。原文に忠実でありながら、自然で読みやすい文章に訳すという翻訳のスキルが必要であるといえます。
翻訳会社には誰もが登録できるというわけではありません。翻訳会社が用意した翻訳の実力を量るトライアルという試験を受け、それに通過する必要があります。翻訳会社により違いがあると思いますが、流れとしては「応募先の翻訳会社を選んで連絡」し、「必要書類(履歴書、職務経歴書のほか、過去の翻訳サンプルなど)の提出」を行い、「トライアルを訳して提出」、「合格なら登録」という形になります。一般的に、応募から登録まで大体、半年くらいかかると見ておくほうがよいでしょう。また、登録できたからといって、すぐに仕事がくるというわけではありません。
トライアル合格後、すぐに仕事が来るとはいえません。どの翻訳会社も多くの登録翻訳者を擁しています。ベテランに仕事が集中するともいえます。始めの頃は、仕事量が安定していないといえます。一般的に、翻訳者がコンスタントに仕事を得られるようになるまでには、2〜3年はかかるといわれています。そのため、多くの翻訳者は、仕事量を安定させるために複数の翻訳会社に登録しています。仕事に間があいたらトライアルを受け、他の翻訳会社を探し、あきらめずに根気よくトライアルを受け続けることが必要となるといえます。